地域とともに— 水を守る、設備を守る
東北の屋根と呼ばれるほどの一大山塊を築いている飯豊・朝日連峰。この雄大な山容を鋭くえぐるように流れる荒川渓谷。
当社は、この飯豊・朝日連峰を源とする荒川水系の水源を利用して水力発電事業を行っています。文字どおり荒ぶる川、荒川の包蔵水力は大きく、わが国有数の水力資源の宝庫です。新潟平野の北部を横断し日本海に注ぐ荒川本流に「岩船発電所(昭和37年2月運転開始:最大出力11,500kW)」を建設、その後、未曾有の規模の羽越水害(昭和42年8月)の発生を契機に荒川の支流である大石川に洪水調整用として建設された大石ダム(国土交通省直轄ダム)に発電事業者として参加、2地点目の発電所「大石発電所(昭和53年3月運転開始:最大出力10,900kW)」を建設しました。これらの発電設備の合計出力は最大で2万2,400kW。発電電力量は年間約1億1,300kWhです。